茶道教室の探し方のポイント→茶道入門者向け・稽古場選びガイド
茶道を始めたい方は、まずは実践してみましょう。
実際に茶道教室の門を叩いて茶道の世界を体験してみることが大切なこと。行動あるのみです。
ここでは、
実際に茶道教室に入門した方にコメントをもらいながら、茶道教室(稽古場)選びのポイントをお話ししたいと思います。
どの先生につくかによって、これからの茶道家ライフは大きく異なります。
茶道教室選びは、とっても大事ですから、ここで稽古場選びのエッセンスを掴んでください!
茶道教室(稽古場)に求めるものを洗い出し
全国各地にたくさんの茶道教室があります。
茶道の流派も多種多様ですし、茶道教室自体も初心者向けであったり、茶道経験者向けだったりと特徴を持っています。
ですから、
まずは自分自身が、茶道教室(稽古場)に「どのような条件を求めているのか」一度洗い出しをしておきましょう。
初めて茶道の世界に入りました。抹茶は好きだし日本文化の素養を身につけたいと考えていたので、
日常から抜け出して、生涯の趣味を作りたいと思ってました。着物も着てみたかったのです。
全くの初心者だったので、基本から教えてくれる茶道教室を探していました。
私は昔、茶道経験がありました。学校茶道を経験し、社会人になってからも茶道教室に通っていましたがしばらくの間中断してました。
子育ても落ち着いたので、茶道をもう一度頑張ってみたいと思います。
ブランクはあるけど、お点前を学んで活かしたいと思ってます。
仕事で茶事に招かれることがありました。茶道の世界はとてもいいよと先輩にも言われていて、
茶道の精神性や世界について興味を持っていました。茶道を初めてみて感じたのですが、茶道は楽しく、普段は会えないいろいろな人に会えます。自分の世界が広がっていきます。
茶道を始めたいと思う人は、
- 生涯の趣味と仲間を見つけたい
- 抹茶が好きで、日本文化の素養を身につけたい
- 茶道経験を活かして、さらに茶道を極めたい
- 着物を着てみたい
- 人生と仕事に茶道の精神を活かしたい
- 自己の世界を広げていきたい
このような動機を持っていることが多いようです。
自分が茶道教室(稽古場)に求めることは何か?について、明確にすることから茶道教室選びが始まります。
良い茶道教室の選び方、稽古場の特徴
自分が茶道教室に何を求めるか?によって、茶道教室の選び方も変わってきますが、
まずは、
どのような選び方をすれば、良い茶道教室を見つけることができるか。
茶道教室(稽古場)の特徴を踏まえてまとめてみました。
茶道初心者の茶道教室の選び方
まずは、茶道初心者の方は、「基本から」教えてくれる茶道教室を選ぶようにしましょう。
初心者に対応してくれる茶道教室の代表例は
「カルチャースクール」などで開催されている教室です。
カルチャーセンターなどには初心者の方が集まる傾向があるので、気軽に通うことができそうという安心感はあります。
初心者の方は、カルチャースクールは選択肢の一つです。
しかし、本格的に茶道を習いたいと思っている人は、いずれはお茶の先生の自宅稽古場に通うことになると思います。
茶道経験者の茶道教室の選び方
茶道経験者は、初めからお茶の先生の自宅稽古場を選びましょう。
茶道教室にも、流派がいろいろですし、先生のタイプや、通っている人のタイプも様々です。
必ずしも自宅側の茶道教室が良いわけではないので、複数の茶道教室に体験入門してみて、自分に合っている稽古場を選ぶようにしましょう。
自己研鑽を積んでいる先生のもとで茶道を習うと良いでしょう。
先生の中には、お茶名を持っているけど勉強不足の人も多く見受けられます。
また、活動の幅が狭い茶道教室に通うより、多くの茶道家と交流がある先生のもとで茶道を習うと世界が広がっていきます。
茶道教室を見つけるためのステップ
それでは、実際に「茶道教室」を探し出す手順をお話しします。
(1)オンラインで良さそうな茶道教室を検索
まず、インターネットからオンラインで全国の稽古場案内を探してみましょう。
例えば、裏千家であれば公式HP内で茶道教室の稽古場案内から検索することが可能です。
(2)茶道教室に連絡
次に、気になる茶道教室が見つかったら、その茶道教室に「メール」か「電話」で連絡してみましょう。
オンライン上の情報は古いかもしれません。先方の手間を考えると、一度メールでご挨拶しておくと良いでしょう。
メールを送るときには、非礼とならないように礼儀正しいご挨拶文を送りましょう。
(3)茶道教室(稽古場)に体験・見学
茶道教室とメールで連絡が取れたら、実際に茶道教室へ見学に出向きましょう。
実際に稽古場に出向き、先生とお弟子さんたちと触れ合うことで、気づくことがあります。
- 稽古場の雰囲気
- 先生との相性
- 長く通えるか
- 立地
- 月謝
茶道教室に体験入門することで、上記のようなことを確認しておくことが重要です。
茶道の世界では、先生とお弟子さんは、長期間にわたり深いお付き合いをしていくことになります。
生涯の師と出会えることも稀ではありません。かけがえのない茶友ができるはずです。
先生と先輩社中と触れ合ってみてください。
(4)茶道教室への入門を決定
自分に合った茶道教室を見つけたら、正式に入門する意思を伝えましょう。
先生に正式にご挨拶するとともに、先輩社中へにもご挨拶をしてください。
茶道の世界では、茶道の世界特有の礼儀作法があります。ご挨拶の仕方にもルールがあるので事前に確認しておきましょう(こちらのサイトでも順次作法について掲載していきます)。
<最初の稽古に持参するもの>
- 数寄屋袋(すきやぶくろ)
- 懐紙(懐紙)
- 黒文字(くろもじ)
- 帛紗(ふくさ)
- 古帛紗(こぶくさ)
- 扇子(せんす)
- 白い靴下
- 入会金・月謝
上記の他にも、先生と先輩社中の方に、ご挨拶の品を持参すると良いでしょう(こちらのサイトでも順次作法について掲載します)。
また、茶道の世界では「新札」を持参することが常識ですので、新札を準備しておきましょう。
茶道教室選びのポイントと注意点
今一度、茶道教室選びのポイント(注意点)をおさらいしてみようと思います。
茶道にはいろいろな流派があり、それぞれの流派ごとに特徴があります。自分が通うことになる茶道教室の流派の特色はよく確認しておきましょう。
また、
茶道教室選びにおいては、師となる先生人柄だったり、人間性は重要な要素となります。どのような先生であるかということについては、入門体験の機会にしっかりと見極めるようにしましょう。
それに、
茶道教室の雰囲気も重要です。お稽古場となるお教室は落ち着いてるか、よく観察しておきましょう。茶庭があるか、綺麗に掃除されているか、茶道具が揃っているか。心が落ち着く教室であり、しっかりと学べる環境であることを確認しましょう。
最後に、
月謝についても確認しておきましょう。茶道教室の月謝は、流派や地域により異なります。また初心者か経験者かによっても異なります。茶道の場合は、安ければ良いというわけではありません。
茶道を習い始めた最初の頃は、緊張する日々でした。
しかし、良い師匠と出会い、良き茶友にも恵まれて充実する日々を過ごしています。
お茶を通して自分の世界が広がっていくことを実感しています。皆様も良き茶道教室を探してみてください!